「中古と新築、どっちを買えばいいの?」
不動産投資を始めようとすると、早い段階でぶつかるのがこの問題です。ネットで調べると「中古の方が利回りが高い」と書いてある記事もあれば、「新築の方が管理が楽」と書いてある記事もあって、正直どっちを信じればいいかわからなくなります。
結論から言うと、初めての1件なら中古マンション(築10〜20年程度)の方が現実的だと僕は考えています。ただし、これは全員に当てはまるわけではありません。この記事で両方のメリット・デメリットを比較しながら、判断基準を整理します。
この記事でわかること
- 中古マンションと新築マンションの違い(利回り・価格・リスク)
- それぞれに向いている人の特徴
- 初めての1件を選ぶための3つの判断基準
30秒でわかる、中古と新築の違い

| 項目 | 中古マンション | 新築マンション |
|---|---|---|
| 購入価格 | 1,000〜2,500万円 | 2,500〜4,500万円 |
| 表面利回り | 5〜10% | 3〜5% |
| 空室リスク | エリア次第 | 当初は低い |
| 修繕リスク | 築年数により高い | 当面は低い |
| 融資条件 | 物件により厳しい場合あり | 通りやすい傾向 |
| 出口(売却しやすさ) | エリア・築年数次第 | 数年後の値下がりリスク |
一言でまとめると、
中古は「利回り重視・価格が安い・修繕リスクあり」
新築は「安定性重視・価格が高い・利回りが低い」です。
中古マンション投資のメリット・デメリット
メリット
- 購入価格が安い → 少ない自己資金で始められる
- 表面利回りが高い → キャッシュフローが出やすい
- 実績データがある → 過去の入居率・家賃相場で判断しやすい
- 減価償却の活用 → 中古は耐用年数が短くなるため、年間の償却額が大きくなり節税効果が高い
デメリット
- 修繕費がかさむ可能性 → エアコン・給湯器・配管など、築年数が古いほど故障リスクが高まる
- 融資が厳しくなる場合がある → 築古物件は担保評価が低く、融資期間が短くなることがある
- 管理状態の見極めが必要 → 修繕積立金の不足・大規模修繕の履歴を確認すべき

新築マンション投資のメリット・デメリット
メリット
- 当面は修繕費がほぼゼロ → 設備が新品なので数年間はメンテナンス不要
- 融資条件が有利 → 銀行の担保評価が高く、長期ローンが組みやすい
- 入居者がつきやすい → 「新築」というだけで募集力が強い
- 瑕疵担保責任(契約不適合責任) → 売主が一定期間、建物の欠陥を保証
デメリット
- 「新築プレミアム」で購入直後に価値が下がる → 新築は販売会社の利益・広告費が価格に乗っているため、購入した瞬間に市場価格が10〜20%下がると言われている
- 利回りが低い → 購入価格が高い分、キャッシュフローが薄くなりやすい
- 実績データがない → 入居率や家賃の推移を予測しにくい

「新築プレミアム」の仕組み
ここは少し詳しく触れておきます。

新築マンションの価格には、販売会社の利益・広告宣伝費・モデルルーム費用などが上乗せされています。これが「新築プレミアム」と呼ばれるもので、購入して入居者がついた瞬間に「中古」になり、市場価格が10〜20%程度下がると言われています。
3,000万円の新築マンションを買った場合、1年後の市場価格は2,400〜2,700万円程度になる可能性があるということです。
この差額分を家賃収入で回収するには数年かかります。出口戦略を考える上で、この「初期の含み損」は必ず織り込んでおく必要があります。

初めての1件を選ぶための3つの判断基準

判断基準①:自己資金の額
- 300万円以下 → 中古マンション(購入価格が安いため、少額で始められる)
- 500万円以上 → どちらも選択肢に入る。目的とリスク許容度で判断
判断基準②:管理にかけられる時間
- ほとんど時間がない(当直続きの医師など) → 新築の方が修繕トラブルが少なく、手間がかからない
- ある程度時間が取れる → 中古でもOK。ただし管理会社選びが重要
判断基準③:投資の目的
- 月々のキャッシュフローを得たい → 中古(利回りが高い分、手残りが出やすい)
- 長期保有で安定した資産形成 → 新築(値動きが安定、融資条件も有利)
- 節税を最優先にしたい → 中古(減価償却の年間償却額が大きい)

Dr.ぽちの場合
僕自身は今のところ、初めての1件は中古マンション(築15年前後・都市圏・駅徒歩10分以内)を狙う方針で情報収集しています。
理由はシンプルで、自己資金がまだ十分ではないことと、キャッシュフローが出やすい方が精神的に安心だからです。新築プレミアムで購入直後に含み損を抱えるのも、最初の1件としてはリスクが高いと感じています。
ただ、これはあくまで僕の状況での判断です。自己資金に余裕があって、長期保有前提で安定性を重視するなら、新築も十分に合理的な選択肢です。
まとめ:「中古か新築か」より「自分の状況に合っているか」
- 中古は利回りが高く少額で始められるが、修繕リスクと融資条件に注意
- 新築は安定性が高く手間が少ないが、新築プレミアムと低利回りを理解しておく
- 「中古か新築か」の二択ではなく、自己資金・時間・目的の3軸で判断する
どちらが正解かは人によって変わります。大事なのは「なんとなく」で選ばず、自分の状況を数字で整理した上で判断すること。ここまで読んでくださった方は、もう感覚ではなく基準を持って選べるようになっているはずです。
中古と新築、どちらを選ぶかは自分の状況次第ですが、判断に迷ったらプロに聞くのが早いです。
トウシェルなら不動産投資の専門アドバイザーに無料で相談でき、中古・新築それぞれのメリットを自分の資金状況に合わせて整理してもらえます。
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※本記事は情報提供を目的としています。物件の選択は個別の状況により異なります。具体的な投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。


